2010年5月3日月曜日

タブル白寿(毒蜘蛛円舞曲3)

ことし2010年は、1810年生まれのショパンにとって生誕200年にあたる。それにともない、さまざまな企画、催しが目白押しだ。気がつくと、NHKではホームページに専用サイト『みんなのショパン』をオープン。関連番組やイベントの紹介をはじめ、ショパンのバイオグラフィーや、著名人から「ショパンへの思い」を寄せてもらっている。そのコンテンツの一つに「わたしの好きなショパン」というコーナーがあり、この4月30日に発売されたばかりの『フレデリック・ショパン全仕事』も紹介されていた。


小坂裕子
『フレデリック・ショパン全仕事』
アルテスパブリッシング










アルテスパブリッシングは、「レコード芸術」などクラ シック音楽中心の雑誌・書籍で知られる音楽之友社の社員編集者だった二人、鈴木茂さんと木村元さんが2007年に設立したばかりの新しい出版社。音楽に フォーカスした本づくりでファンも多く、かくいう僕も、片山杜秀さんの単行本を愛読している。所在地が吉祥寺ってところも個人的にプラス・ポイントだっ た。
とはいえ、正直に告白すると、片山杜秀さんの本、『音盤』シリーズは読んではいたものの、自分で所有していなかったこともあり、その版元にしばらく関心が なかった。ところが、伝説のロックバンド「はっぴいえんど」でギタリストだった鈴木茂さんについて、ネットで調べていたところ、たまたま検索に引っかか り、それがきっかけでアルテスパブリッシングのサイトをのぞくようになった次第。そう、お察しの通り、ちょうどあちらの鈴木さんが「おいた」した時のこ と。ちなみに「おいた」は、「お+いたずら」の略らしい。僕はつい最近まで「お痛」だと思っていた。
(つづく)


片山杜秀
『音盤考現学』『音盤博物誌』
アルテスパブリッシング

教授(坂本龍一さん)の「楽派」を知りたくて購入、同世代の著者だけに、ハマってしまった。




野上眞宏
『HAPP SNAPSHOT DIARY: Tokyo 1968‐1973』
ブルースインターアクションズ

分冊販売もあるけれど、
ポスター付きのBOXセットがお得。
写真撮影は著者の野上さんで、アートディレクションは奥村靫正さん。





アルフレッド・コルトオ
『ショパン』
新潮文庫

ピノキオブックスに入荷しました。
フランスを代表するピアニストが書いた、
スタンダードな伝記です。
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